教育部 指導員
SINCE 2014
私はもともと「殻のなかにこもる」タイプだ。自分をさらけ出すことが苦手で、他人と話していても考えを素直に言うことができない。自分の発言で誰かが傷ついてしまったらどうしよう……と思ってしまうのだ。
そんな私が「ミナミで働きたい!」と思ったのは企業説明会に参加した時だった。人事の方は私の考えをすべて受け止めたうえで「会社とは、働くということはどういうことか」について話してくださった。「ここでは本音で語り合えるんだ」と感銘を受け、縁あって入社することができた。
指導員として初めての教習は、今でもよく覚えている。教習生はとても明るい大学生の女の子だった。ただ、私は「他人に何かを教えることなんて、うまくできるはずがない」と思い込んでいた。教習の間、ずっと話が盛り上がらず、淡々と事務的に運転の技術だけを伝えているだけだった。
「これで良いのか」「いや、良いわけがない」。教習が終わってからは反省を繰り返した。そして自分が教習生だった頃を思い出した。初めて車に乗った時はすごく緊張していて、手には汗、アクセルを踏む足も震えていた。指導員に優しい言葉をかけてもらったからリラックスできたのだ。「指導員が緊張していてどうするんだ!」と強く自分に言い聞かせた。
次の教習からは積極的にほめたり、優しくフォローしたりすることに努めた。殻を破って自らプライベートな話もした。すると教習生から気さくに世間話をしてくれるようになり、卒業する時には「担当が高谷先生でよかったです」と言ってくれるようになったのだ。
その女の子は今でもときどきミナミに遊びにきて、近況を教えてくれる。これほど仲良くなれたのも、自分をさらけ出して向き合ったからだ。本音で語れば相手も心を開いてくれる。ようやく、就職説明会で憧れた“ミナミ”に近づけた気がした。
人に何かを教える自信がなくて、入社前はすごく悩みました。でも、社長の熱意に感動し、面接でありのままの自分を出すことができたので、「ここしかない」と入社を決めました。
社員それぞれの考えを尊重して、チャレンジしたいことを応援してくれるので、思い切って取り組むことができます。
はまっているのは遊戯王のスマホゲームです。後輩たちと休憩時間にゲームの話で盛り上がったりしています。